
法律って理解するのが難しい…

法律ってなんか読みにくいんだよねー…
今回はこんな声にお応えしていこうと思います!
法律は読みにくい?


条文って何であんなに読みにくくかかれてるの…

本当に読みにくいですよね…
たしかに、条文はかなり読みにくいと思います。
それは全て、書き手の「意図」を盛り込むためだとあのkは思っています。
けれども、「読みにくいなぁ」と思っているだけではでは、条文が読みやすくなることはありません。なので、その読みにくさの要素を分解して、今よりも条文が読みやすくなるようにしていきましょう!
助詞の難しさ

条文では、助詞が明確な意図をもって使われています。
例えば
- Aが読む
- Aは読む
- Aと読む
これらの助詞はさらに以下のように分類されます
- Aが読む→格助詞
- Aは読む→係助詞
- Aと読む→接続助詞
これが、条文を読みにくくしている要素の一つです。
※ここで例示してるのはごく一部ですが…

では、各々の持つ助詞のイメージをお伝えしたいと思います!
- が→(周りは関係無く)わたし(こそ)が読む
- は→(周りには様々な人がいるけど)わたしは読む
- と→(あなたは)わたしと読む
おおよそ、こんなイメージで大丈夫です!
「と」はなんとなく違いが分かりやすいですね^ ^
問題は「が」と「は」の違いですが
結論から言うと、
- 格助詞「が」は指定のイメージ
- 係助詞「は」は比較のイメージ
があります。
このイメージをおさえて置くと、条文が今よりも少し読みやすくなります。
接続詞の多さ


「並びに」とか「及び」とか同じじゃない…?

一緒、一緒!(笑)
「並びに」と「及び」
「並びに」は「及び」よりも後に来る。
本当にそれだけなんです。
英文法でやった、「A,B,C…and D」の形と一緒です。
「A及びB及びC並びにD」となっていきます。
時たま、「A及びB並びにC及びD」というかたちがありますが、これは2文を「並びに」が接続して1文にしていると考えればOKです。

私は「AとBそんでもってCとDも」みたいに噛み砕いて読んでます。笑
このように、言葉の効果を知ったうえで、自分なりに噛み砕くことができるようになれば、グッと条文が読みやすくなります。
本当にそれがクリティカルな原因?

ここまで
- 助詞
- 接続詞
の2つを紹介しましたが、本当にそれがクリティカルな原因なのでしょうか。
宅建業法で言うと、
- 35条とか
- 37条とか
特定の条文しか読んでいない方が多いんじゃないでしょうか。
実はここに「法律ってわかりにくい」が詰まっているんじゃないかと思っています。
法律を読みやすくするための方法

目的を読む
法律には須く、その法律は何のために制定されたのかが明記されています。
なので、それを読むことによって「なんでそんなこと決めたの?」と言う疑問を低減させることができます。
ただ、特定の条文を暗記するだけよりも、目的を関連付けることによって、理解が深くなり、事例問題に強くなれます。
用語の定義を読む
法律の中で用いる固有名詞は、条文によって定義されていることがあります。
なので、それを確認することによって、正確な理解を促進することができます。
曖昧な認識のまま勉強をしていると「これってなんの事を言ってるんだっけ?」となってしまうので、法律を読みやすくするために、用語に定義も必ず確認して、正確なイメージを持てるようにしましょう。
まとめ
今回は
- 法律の読みにくさの要素と
- 法律を読みやすくするための方法
この2点を紹介しました。
法律が読みにくいと感じていたあなたは、勉強の量が足りないわけでも、質が足りないわけでもありません。
ただ、はじまりの街で宝箱を開け損ねたようなだけです。
なので、一度はじまりの街まで戻ってみて、その宝箱を開けて下さい。
あなたの勉強にとって有意義なアイテムがきっと手に入ります。
それではまた、ありがとうございました!
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